薬剤師の資格を活かせる転職先として、CRA(臨床開発モニター)に興味を持っている方も多いのではないでしょうか。
ただ、CRAについて調べると、「CRAの仕事はきつい」「激務で大変」といった声も目にして、不安に感じてしまいますよね。
実際の仕事内容はどうなのか、スケジュールや残業はどれくらいあるのか、本当のところが知りたいと思います。
私自身、薬剤師としてのキャリアを考える中で、CRAという職種には非常に興味を持って調べてきました。
なぜ「きつい」と言われるのか、その一方でどんな「やりがい」があるのか。
華やかに見える反面、出張の多さや精神的ストレス、求められる英語力など、気になる点は尽きません。
また、薬剤師や未経験からの転職は本当に可能なのか、そして将来性についても気になるところです。
もちろん、年収がどれくらいになるのかも、生活していく上で非常に重要なポイントです。
この記事では、CRAの仕事がきついと言われる理由から、その具体的な業務実態、向いている人の特徴、そして薬剤師からの転職について、私の視点で詳しくまとめてみました。
CRAへの転職を真剣に考える上での、一つのリアルな参考情報としてお役立ていただければ幸いです。
記事のポイント
- CRAの仕事が「きつい」「激務」と言われる具体的な理由
- CRAの平均年収や求められるスキル、向いている人の特徴
- 薬剤師や未経験からCRAへ転職する際の注意点
- CRAの仕事のやりがいと将来性、キャリアパス
CRAの仕事はきつい?

CRAの仕事について調べると、どうしても「きつい」「激務」といったネガティブな情報が先行しがちです。
では、なぜそのように言われてしまうのでしょうか。
まずは、その背景にある具体的な理由を、私なりに掘り下げてみたいと思います。
CRAが激務と言われる理由

CRAが激務と言われる最大の理由は、「求められるスキルの幅広さ」と「業務に伴う責任の重さ」が、非常に高いレベルで両立を求められる点にあると感じます。
医療機関の医師やCRC(治験コーディネーター)と円滑にやり取りするための高度なコミュニケーション能力が求められる一方で、膨大な治験データをGCPという厳格なルールに基づき、1文字のミスも見逃さないようチェックする緻密な事務処理能力も同時に必要とされます。
これは、例えるなら「営業職」のような対人折衝能力と、「研究職」のような正確性・論理性を両方持たなければならない状態です。
どちらか一方に秀でている人は多くても、両方を高いレベルでこなせる人は稀でしょう。
さらに、新薬開発は多くの患者さんの命に直結する仕事です。
そのため、「絶対にミスが許されない」という強いプレッシャーが日常的にかかります。
この精神的な負担の大きさに加え、後述する出張などの体力的な負担も重なることが、「激務だ」と感じさせる大きな一因になっているようです。
膨大なCRAの仕事内容とは

の主な仕事は、治験(臨床試験)が適切に行われているかを確認(モニタリング)することです。
しかし、その業務は「チェックするだけ」という単純なものではありません。
治験の開始前から終了後まで、非常に多岐にわたる業務を担います。
治験開始前の業務(立ち上げ)
治験を始める前が、CRAにとって最初の繁忙期です。
まず、治験実施計画書(プロトコール)に基づき、治験をお願いする医療機関を選定します。
過去の実績や設備、医師の体制などを調査し、適切な施設かどうかを評価します。
実施が決まれば、治験責任医師との契約手続き、治験費用に関する交渉、そして治験が倫理的・科学的に妥当かを審査するIRB(治験審査委員会)への申請サポートなど、膨大な書類作成と調整業務が発生します。
治験実施中の業務(モニタリング)
治験が始まると、CRAの「モニタリング業務」が本格化します。
具体的には、治験を実施する医療機関を定期的に訪問し、GCP(医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令)(出典:e-Gov法令検索「医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令」)やプロトコールという厳格なルールに沿って正しくデータが収集されているか、カルテなどの元データ(原資料)と症例報告書(CRF)を照らし合わせてチェックします。
これはSDV(Source Data Verification)と呼ばれ、CRAの核となる業務です。
このチェック作業が非常に細かく、膨大な量の書類やデータと向き合うことになります。
もし記載漏れや不整合があれば、医師やCRCに修正を依頼(クエリの発行)します。
また、治験薬が適切に管理されているか、被験者さんの安全が守られているかなども厳しく確認します。
治験終了後の業務
予定していた症例のデータ収集が終わると、治験終了の手続きに入ります。
医療機関からすべての症例報告書(CRF)を回収し、データに漏れや矛盾がないかを最終確認します。
その後、治験薬の回収、IRBへの終了報告、各種必須文書のファイリングなどを行い、治験が正式に完了となります。
CRAとCRCの違い
よく似た職種にCRC(治験コーディネーター)がありますが、役割が異なります。
- CRA(臨床開発モニター):製薬会社側(CRO所属含む)の立場で、治験がルール通りに実施されているかを「監督・管理」するのが主な仕事です。被験者さんと直接会うことはありません。
- CRC(治験コーディネーター):医療機関側の立場で、医師のサポートや被験者(患者さん)への説明・ケア、院内スタッフとの調整など、治験を「運営・サポート」するのが主な仕事です。
CRAとCRCは、治験を成功させるための重要なパートナー関係にあります。
タイトなスケジュールと残業

CRAの仕事は、時期によって忙しさに大きな波があるのが特徴です。
特に忙しいのが、前述した治験の「立ち上げ時期」と「終了時期」です。
この時期は、医療機関の選定や契約、IRB申請準備、あるいは収集した膨大なデータのとりまとめや各種報告書の作成などに追われ、まさに「猫の手も借りたい」状態になるようです。
複数のプロジェクトを同時に担当している場合、それぞれの繁忙期が重なると、残業が続くことも少なくありません。
残業時間は、企業やプロジェクトの状況によって本当に様々ですが、一般的な目安として月間30~40時間程度という情報が多く見られます。
もちろん、これは平均であり、繁忙期にはこれを超えることもあれば、逆にプロジェクトが落ち着いている「フォローアップ時期」は定時で帰れる日も多く、メリハリのある働き方になることが多いと想像されます。
出張や外勤の体力的な負担

CRAは、担当する医療機関を訪問するために全国へ出張します。
この出張の多さも「きつい」と言われる大きな理由の一つです。
担当する施設数や場所にもよりますが、週に1~2回の訪問は当たり前で、「月の半分以上が宿泊を伴う出張だった」という経験談も目にしました。
朝早くに家を出て新幹線や飛行機で移動し、日中は施設で神経を使うモニタリング業務を行い、夜はホテルに戻ってその日のモニタリング報告書を作成し、翌日はまた別の地方へ移動…といった生活になることも珍しくありません。
移動中もスマートフォンやPCでメール対応や訪問準備をすることが多く、実質的な拘束時間はかなり長くなりがちです。
「旅行が好きだから大丈夫」と思っていても、仕事での過密なスケジュールでの移動は全く別物で、体力的な負担はかなり大きいと覚悟したほうが良さそうです。
板挟みの精神的ストレス

体力的なきつさに加え、精神的なストレスもCRAの仕事の大きな特徴です。
CRAは、依頼者である製薬会社(クライアント)と、治験を実施する医療機関(医師やCRCなど)の間に立つ「調整役」としての側面を強く持ちます。
製薬会社からは「治験の進捗を早めてほしい」「もっと症例登録数を増やしてほしい」といったプレッシャーがかかります。
一方で、医療機関からは「日々の診療で忙しく、治験に割くリソースがない」「そのやり方は現場の負担が大きすぎる」といった反発を受けることもあります。
この「板挟み」の状態で、両者の言い分を調整し、治験を円滑に進めるための交渉を続けるのは、非常に気が重い業務だと感じます。
また、万が一「重篤な有害事象(SAE)」が発生した場合は、土日祝日関係なく、原則として24時間以内に製薬会社や規制当局へ報告する必要があります。
いつ発生するかわからない緊急事態に備え、常に緊張感を強いられる環境は、精神的にきついと感じる大きな要因でしょう。
実態で見るCRAの仕事と適性

ここまで「きつい」と言われる側面を重点的に見てきましたが、もちろんCRAの仕事にはそれを上回る魅力も多くあります。
ここでは、求められるスキルや年収、やりがいなど、CRAの仕事の実態と「適性」について、もう少し詳しく見ていきたいと思います。
求められる英語力とスキル

CRAへの転職を考えたとき、まず気になるのが「英語力」ではないでしょうか。
結論から言うと、最近は英語力が必要になる場面は非常に多いようです。
理由としては、海外の製薬企業が依頼者となる「国際共同治験」が主流になっているためです。
内資系(日系)のCROであれば英語を全く使わないプロジェクトもあるようですが、外資系CROや、国際共同治験を多く扱う企業では、以下のような場面で英語力が求められます。
- 読み(Reading):治験実施計画書(プロトコール)やマニュアル、メールなどが英語である
- 書き(Writing):モニタリング報告書やクライアントへのメールを英語で作成する必要がある
- 会話(Speaking):海外の担当者とのオンライン会議に参加することがある
とはいえ、入社時に完璧なビジネス英語が求められるわけではなく、入社後に学習しながらキャッチアップしている方も多いようです。
英語に苦手意識がないに越したことはありませんが、それ以上に、以下のようなスキルがCRAとして働く上で重要だと感じました。
CRAに求められる重要スキル
- 高度なコミュニケーション能力:医師やCRC、製薬会社の担当者など、立場や専門性の異なる多くの関係者と円滑に連携し、時には粘り強く交渉も行う必要があります
- 卓越したスケジュール管理能力:複数の施設を担当し、出張、モニタリング、膨大な書類作成などを限られた時間で効率よくこなすため、徹底した計画性と自己管理能力が必須です
- 緻密な作業能力と正確性:膨大なデータや書類を、GCPなどの厳格なルールに沿って正確にチェックし、小さなミスも見逃さない細かさが求められます
- 問題解決能力:治験実施中に発生する様々な予期せぬトラブルに対し、冷静に原因を分析し、ルールに沿った解決策を見出す能力が必要です
CRAの年収と給与事情

CRAの仕事がきつい分、給与水準は他の職種と比べて高い傾向にあります。
これは、その高い専門性と業務負荷に対する対価と言えるでしょう。
あくまで複数の転職情報サイトや現役CRAの方の記事などから得た目安ですが、未経験で転職した場合の初年度年収は400万円前後(月収25万円~+賞与+諸手当)がひとつの相場のようです。
そこから経験を積んでいくと昇給スピードは比較的早いようで、3年程度の経験で年収500万円~600万円以上、さらにCRAをまとめるリーダーやプロジェクトマネージャーといった管理職になれば、年収700万円~1000万円を超えるケースもあるとされています。
薬剤師の平均年収と比較しても、キャリア次第では同等以上の高い水準を目指せる可能性があります。
特に外資系CROは、内資系CROに比べて給与水準が高い傾向にあるようです。
年収に関する注意点
ここで紹介した年収は、あくまで一般的な目安の金額です。
勤務する企業(CROか製薬メーカーか、外資か内資か)、個人の経験(医療系資格の有無、前職の経験)、スキル(特に英語力)、担当するプロジェクトによって大きく変動します。
また、年収には「外勤手当(日当)」や残業代が含まれている場合が多いため、基本給だけを見ると想定より低い可能性もあります。
正確な情報を知りたい場合は、転職エージェントなどに登録し、ご自身の経歴に基づいた具体的な年収査定をしてもらうことをおすすめします。
CRAに向いている人の特徴

CRAの仕事は、大変な反面、「自己裁量の大きさ」が魅力だという声も多く聞かれます。
臨床現場のように勤務時間内の動きが細かく決まっているわけではなく、「今日はこの施設を訪問し、明日は内勤で報告書を集中して作成する」といったように、自分で時間の使い方を工夫し、計画的に仕事を進められる点にやりがいを感じる人も多いようです。
以下のような特徴を持つ人は、CRAに向いているかもしれません。
- 計画を立て、自分でスケジュールを管理するのが得意な人:他人に指示されるより、自分で段取りを組んで進めたいタイプ
- 地道で細かいチェック作業をコツコツと正確に続けられる人:間違い探しや、ルールの遵守にやりがいを感じる
- 知らない人とも積極的にコミュニケーションが取れる人:初対面の医師や医療スタッフとも臆せず、良好な関係を築ける
- ビジネスパーソンとしてのスキルを磨きたい人:医療知識だけでなく、交渉力や管理能力も高めたい
- 新しい知識(医学・薬学)を学び続ける意欲がある人:担当する疾患領域や新薬について、常に勉強し続けることが苦にならない
逆に、短期的な成果(売上など)がすぐに見えないとモチベーションが保てない人や、人と人との調整業務に強いストレスを感じる人は、MRなど他の職種の方が向いているかもしれません。
内勤と外勤のバランス

CRAは出張ばかりしているイメージが強いかもしれませんが、実はオフィスや在宅での「内勤」業務の時間もかなり多いです。
柿間さんやApexの記事で紹介されている「1週間のスケジュール例」を見ても、週のうち2~3日が医療機関を訪問する「外勤日」で、残りの2~3日は「内勤日」となっているケースが紹介されています。
内勤日は、外勤で得た情報を基にした「モニタリング報告書」の作成がメイン業務となります。
これが非常に詳細な内容を求められるため、かなりの時間を要するようです。
その他にも、メールや電話での問い合わせ対応、データマネジメント部門からのクエリ(データ修正依頼)への対応、チームミーティング、次の訪問準備などに充てられます。
最近ではリモートワークやフレックスタイム制度を導入している企業も多く、内勤日は在宅で集中して業務に取り組む、といった柔軟な働き方ができる場合もあるようです。
ずっと社内にこもるのも、逆に出張ばかりなのも嫌だという人にとっては、内勤と外勤のバランスが取れた働き方と感じられるかもしれません。
CRAの仕事におけるやりがい

CRAの仕事はきつい側面が多いですが、それを上回る「やりがい」があるからこそ、多くの方がプロフェッショナルとして活躍されています。
最大のやりがいは、やはり「新薬の開発に携われること」、これに尽きると感じます。
自分が担当した治験のデータが承認申請に使われ、その薬が厚生労働省に承認され、ニュースなどで「〇〇(疾患)に対する新薬、承認」といった報道をされた時。
そして、その薬が市販され、これまで治療法がなかった病気で苦しむ患者さんの元に届いた時には、何物にも代えがたい喜びと社会貢献性を感じられるそうです。
患者さんと直接会うことはなくても、自分の仕事が多くの人の命や健康に繋がっているという実感は、CRAならではの大きなモチベーションの源でしょう。
また、治験という専門性の高い業務を通じて、医学・薬学の最先端の知識が身につくだけでなく、高いレベルのビジネススキル(交渉力、管理能力、英語力など)が磨かれる点も、自己成長を重視する方にとっては大きな魅力だと感じます。
CRAの仕事とキャリアパス

最後に、私たち薬剤師がCRAに転職する場合の注意点や、未経験からどのようにキャリアを築いていくのか、そしてCRAという職種の将来性について見ていきたいと思います。
薬剤師からCRAへの転職

薬学部出身者や薬剤師資格を持つ人で、CRAとして活躍されている方は多くいます。
薬局や病院での臨床経験は、CRAの仕事において大きな強みとなりますが、一方で認識しておくべき注意点もあります。
薬剤師が持つ「強み」
- 薬学の専門知識:プロトコール(治験実施計画書)の深い理解や、医師のカルテから有害事象の兆候などを読み取る際、薬の知識が非常に役立ちます。特に、併用禁止薬のチェックや、有害事象と治験薬との因果関係を考察する場面などで強みを発揮できます
- 医療従事者との連携経験:医師や看護師といった多忙な医療従事者と、日々コミュニケーションを取ってきた経験は大きなアドバンテージになります。医療現場の常識や専門用語を理解しているため、スムーズな関係構築が期待できます
転職時の「注意点」
薬剤師からCRAに転職する際の最大の注意点は、「患者さんと直接関わる機会がほぼなくなること」です。
調剤薬局や病院で、患者さんから「ありがとう」と直接感謝されたり、症状が改善していくのを近くで支えたりすることにやりがいを感じていた方は、CRAになるとその点でのモチベーションを失う可能性があります。
CRAの仕事は、あくまでも「データ」と「ルール」と「関係者」との間での業務が中心となります。
ご自身のやりがいの源泉がどこにあるのかを、よく考える必要がありそうです。
患者さんとのコミュニケーションに重きを置きたい場合は、前述のCRC(治験コーディネーター)の方が希望に近いかもしれません。
未経験からのCRA転職の注意点

CRAは専門職ですが、薬剤師、看護師、臨床検査技師などの医療系資格保持者や、MR経験者、理系学部(薬学、理学、農学など)出身者であれば、未経験からでも積極的に採用されています。
多くのCRO(治験施設支援機関)では、入社後の研修・教育体制が確立されているため、未経験者でも安心して飛び込める環境が整っているようです。
入社後1~2ヶ月程度の導入研修で、GCPや関連法規、医学用語、業務の手順などをみっちり学び、その後OJT(実地研修)で先輩CRAに同行しながら業務を覚えていくのが一般的です。
ただし、学ぶべきことは非常に多く、最初のうちはかなり苦労も多いようです。
特に、医療機関や多忙な医師に向けた「ビジネスメールの作成」で、その分かりやすさや簡潔さ、正確性、そして適切な言葉遣いを厳しく指導され、つらいと感じる人も多いと聞きます。
薬学の知識だけでなく、ビジネスパーソンとしてのマナーやスキルをゼロから学ぶ高い学習意欲と、これまでのやり方を変える柔軟性が求められそうです。
CRAの将来性とキャリア

医療や科学技術の進歩に伴い、新薬の開発ニーズ(特にがんや希少疾患、再生医療など)は今後も高まっていくと予想されています。
そのため、治験のプロフェッショナルであるCRAの需要は、今後も安定して高い状態が続くと考えられます。
CRAとして経験を積んだ後のキャリアパスが豊富な点も、この職種の大きな魅力です。
| キャリアパス | 主な役割 |
|---|---|
| シニアCRA / CRAリーダー | CRAとしての専門性を高めつつ、後輩CRAの指導・育成(OJT)も担う |
| プロジェクトリーダー (PL) / マネージャー (PM) | 個々の治験プロジェクト全体の責任者として、予算、スケジュール、品質の管理を行う |
| 内勤CRA / サポート部門 | 出張(外勤)を減らし、オフィスや在宅でモニタリング報告書のチェックやCRAのサポート業務に専念する |
| 他部署への異動(専門職) | 品質管理(QC/QA)、データマネジメント(DM)、安全性情報(PV)、薬事申請(RA)など、他の専門部署へキャリアチェンジする |
| 製薬メーカーへの転職 | CROでの経験を活かし、依頼者側である製薬メーカーの開発部門へ転職する |
このように、専門性を活かして管理職を目指す道や、ライフイベント(出産・育児など)に合わせて内勤職に移行する道、あるいは全く別の専門職に挑戦する道など、長期的なキャリアを柔軟に築きやすい職種であることは間違いなさそうです。
働きやすい職場の選び方

ここまで見てきたように、CRAの仕事内容が同じでも、所属する企業(CRO)によって、忙しさや働きやすさ、職場の雰囲気、給与水準は大きく異なります。
CRAへの転職で後悔しないためには、この「企業選び」が非常に重要です。
いくらCRAの仕事自体に魅力を感じていても、職場の環境が合わなければ長く続けることはできません。
転職を検討する際は、以下の点を最低限チェックすることをおすすめします。
- 口コミサイトを徹底的に確認する:OpenWorkや転職会議、ライトハウスなどで、現職・退職者のリアルな声(残業時間の実態、有給休暇の取得率、人間関係、組織風土、離職率など)を徹底的に調査する,特に「どのような理由で辞めている人が多いか」は要チェックです
- 転職エージェントを有効活用する:CRAの転職に強い専門エージェントに複数登録し、担当コンサルタントから企業の内情や悪い評判も含めて、詳しくヒアリングする,コンサルタントが企業の内部事情(例:「あの企業は今、立ち上げ案件が多くて多忙だ」など)をどれだけ把握しているかも、良いエージェントを見極めるポイントです
- 労働条件・研修制度を詳細に比較する:研修制度の内容(未経験者向けにどれだけ手厚いか)、担当する領域(がん領域は大変だがキャリアになる、など)、フレックスやリモートワークの導入実態、福利厚生などをしっかり比較検討する
特に、CRAの仕事は「人からのストレス」が原因で辞めたくなるケースも多いようです。
給与面だけでなく、職場のコミュニケーションが円滑かどうか、サポート体制は整っているかを、エージェントを通じてしつこいくらいに確認することが非常に重要だと感じます。
まとめ:CRAの仕事はきつい?

ここまで、CRAの仕事について詳しく見てきました。
結論として、「CRAの仕事はきつい」というのは、残念ながら体力面でも精神面でも事実なのだと思います。
体力的な負担、常にミスが許されない精神的なプレッシャー、膨大な業務量と知識のインプットなど、厳しい側面が多いのは間違いありません。
しかし、それと同時に、新薬開発という非常に社会貢献性の高い仕事に携われる大きなやりがいや、専門性を高めながら高い年収を目指せる魅力、そして豊富なキャリアパスといった、他の職種では得難いメリットも多く存在します。
大切なのは、CRAの仕事の「きつい部分」と「魅力的な部分」の両方を正しく理解し、それがご自身の価値観、体力、そしてキャリアプランと合っているかを冷静に見極めることだと思います。
「きつそうだけど、やりがいの方が上回りそうだ」と感じたなら、それはCRAへの第一歩を踏み出すサインかもしれません。
この記事は、CRAの仕事に興味を持つ一個人の視点で、公表されている情報や経験談を基にまとめたものです。
実際の労働条件やキャリアパスについては、企業や個人の状況によって大きく異なります。
転職を具体的に検討される際は、ご自身での情報収集はもちろんのこと、薬剤師や医療業界の転職に精通した専門の転職エージェントに相談し、ご自身の状況に合った正確な情報を得るようにしてください。
最終的な判断は、ご自身の責任において慎重に行うことを強くおすすめします。
転職におすすめの転職エージェント

転職を考えているときは、まず転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。
多くの企業はすぐに活躍できる人を求めており、競争も激しくなっています。
そのため、自分の強みをしっかり伝えることが大切です。
書類や面接の準備を一人で行うのは大変ですが、転職エージェントなら企業が求める人材像をよく理解しており、的確なアドバイスをしてくれます。
希望する企業がある人ほど、個別の対策が必要です。
専門のサポートを受けながら、自分に合った職場への転職を効率よく進めていきましょう。
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