EPSホールディングス株式会社(イーピーエス)について調べると、やばいという言葉やネガティブな評判を目にして不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
国内最大手のCROとして知られる一方で、パワハラや激務といった噂、さらには離職率の高さや退職理由についても気になるところです。
また、過去には上場廃止を選択した経緯や、最近では元社員によるインサイダー取引に関するニュースもあり、転職を検討する上で給料や年収の満足度、そして企業の将来性に疑問を持つのは当然のことです。
この記事では、EPSホールディングスに関する様々な情報を整理し、就職や転職を考える際に知っておくべき実情を詳しく解説していきます。
記事のポイント
- ネット上で囁かれる悪評の真偽と実態
- 離職率や退職理由から見る働きやすさ
- 上場廃止の背景と経営への影響
- 不祥事報道の詳細とコンプライアンス体制
EPSホールディングス株式会社(イーピーエス)はやばい?
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就職や転職活動において、企業名で検索した際にネガティブな関連ワードが出てくると、どうしても警戒してしまうものです。
特に「やばい」という言葉はインパクトが強く、その背景にはどのような事実が隠されているのか気になります。
ここでは、ネット上の口コミや評判、そして客観的な事実をもとに、EPSホールディングス株式会社(イーピーエス)がなぜ「やばい」と言われることがあるのか、その真相について掘り下げていきます。
ネット上の口コミや悪評の真偽

EPSホールディングスやそのグループ会社についてリサーチを進めると、匿名掲示板や転職会議などの口コミサイトにおいて、辛辣な意見を目にすることがあります。
特に「組織体制が古く、トップダウンが強い」「昭和のような体育会系のノリが一部に残っている」といったネガティブな書き込みは、これから応募を検討している方にとって大きな不安材料となるでしょう。
しかし、これらの情報はあくまで個人の主観に基づくものであり、巨大な組織のほんの一側面を切り取ったものに過ぎない可能性があります。
ここでは、なぜそのような悪評が生まれるのか、その構造的な背景と情報の信憑性について深掘りして解説します。
ネガティブな口コミが生まれる構造的背景
まず理解しておくべき点は、CRO(医薬品開発業務受託機関)というビジネスモデル自体の特性です。
受託業務である以上、クライアントである製薬メーカーの要望やスケジュールが最優先される傾向にあります。
そのため、現場の社員は「自社の意向よりも顧客の都合に振り回される」というストレスを感じやすく、これが「会社は社員を守ってくれない」「使い捨てにされている」という不満の声としてネット上に書き込まれるケースが少なくありません。
つまり、企業そのものが「やばい」というよりも、業界特有の厳しさが口コミに反映されている側面があるのです。
「部署ガチャ」と呼ばれる環境の二極化
EPSグループは、連結従業員数が7,902名(2024年9月時点)にも及ぶ国内最大級の組織です。
この規模になると、配属される部署や担当するプロジェクト(治験の領域やフェーズ)によって、職場の雰囲気や業務負荷はまるで別会社のように異なります。
口コミで「アットホームで働きやすい」と絶賛する声がある一方で、「殺伐としていて人間関係が希薄」という真逆の意見が存在するのはこのためです。
これをネットスラングで「配属ガチャ」や「上司ガチャ」と表現することもありますが、大規模なCROにおいては、どのチームに所属するかで評価が天国と地獄ほどに分かれるのが実情です。
情報の鮮度とバイアスに注意
ネット上の口コミを見る際に最も注意したいのが、情報の「鮮度」と「バイアス」です。
ネガティブな書き込みの多くは、退職を決意した人や、会社に何らかの不満を持って去った元社員によるものです。
そのため、どうしても批判的な内容に偏りやすくなります。
また、数年前に投稿された「激務」や「ハラスメント」に関する情報が、現在の社内環境と一致しているとは限りません。
EPSホールディングスでは近年、コンプライアンス遵守や働き方改革に力を入れており、過去の悪い評判が改善されている部分も多々あります。
補足:サイレントマジョリティの存在
口コミサイトには、基本的に「強い感情(特に不満)」を持った人が書き込む傾向があります。
一方で、現在の環境に満足している、あるいは特に不満なく働いている多くの現役社員(サイレントマジョリティ)は、わざわざ口コミサイトに投稿することは稀です。
ネット上の悪評は「あくまで一部の極端な意見かもしれない」という視点を持ち、最終的には面接やカジュアル面談を通じて、ご自身の目で実際の社員の雰囲気や表情を確認することを強くおすすめします。
パワハラが横行して激務なのか

EPSホールディングスについて検索すると、「パワハラ」「激務」といった穏やかではないキーワードが並び、入社を躊躇してしまう方もいるかもしれません。
実際に口コミサイトなどでは、「一部の部署で怒号が飛んでいる」「退職者が雪崩のように続出した」といった、衝撃的な体験談が語られることもあります。
これらの噂は単なる誇張なのでしょうか、それとも隠された真実なのでしょうか。
CRO業界の構造的な課題と、EPSという組織が抱える現状について、オブラートに包まず解説します。
CRO特有の「繁忙期の波」と激務の正体
まず「激務」の真相ですが、これは会社全体が常にブラックな労働環境にあるというわけではありません。
正確には、担当するプロジェクトのフェーズ(段階)によって、業務量が極端に跳ね上がる時期があるというのが実態です。
特に、治験データの締め切り直前(データベースロック)や、突発的なトラブル対応(重篤な有害事象の発生など)が発生した際は、どうしても残業時間が長引きます。
クライアントである製薬メーカーからの要望は絶対的な部分があり、「明日までに報告書が必要」と言われれば、深夜まで対応せざるを得ない下請け構造ゆえの厳しさがあることは否定できません。
「パワハラ」と言われる背景にはマネジメントの課題も
「パワハラが横行している」という噂については、組織としてハラスメントを推奨しているわけでは決してありません。
しかし、急成長してきた組織ゆえの歪みとして、管理職のマネジメント能力にばらつきがある点は否めません。
プレッシャーの強いプロジェクトにおいて、余裕をなくした上司が部下に対して過度に厳しい指導を行ったり、業務配分のバランスが崩れて特定の社員に負荷が集中したりすることがあります。
これを受け止める側が「精神的な攻撃」と感じれば、それはパワハラとして認識されます。
「退職者が続く部署」というのは、こうしたマネジメント不全に陥っている特定のチームである可能性が高いです。
会社側の対策と労働環境の改善
一方で、会社側もただ手をこまねいているわけではありません。
近年のコンプライアンス意識の高まりを受け、以下のような改善策が講じられています。
- ワークスマートデーの導入:毎週水曜日を原則残業不可とし、メリハリのある働き方を推奨しています
- ハラスメント相談窓口の設置:社内外に相談窓口を設け、問題の早期発見に努めています
- 残業時間の管理徹底:36協定の遵守や、長時間労働者への産業医面談など、健康管理の体制は強化されています
注意点:自分の身を守るための視点
制度が整っていても、現場レベルで完全に機能しているかは別問題です。
面接の際には「平均的な残業時間」だけでなく、「繁忙期のピーク時はどのくらい忙しくなるか」「チームの離職状況はどうか」といった踏み込んだ質問をして、配属予定部署のリアルな温度感を確認することをおすすめします。
離職率の高さと主な退職理由

EPSホールディングスへの転職を検討する際、「退職者が止まらない」「常に求人が出ている」といった評判を目にして、不安を抱く方も少なくありません。
確かに、定着率の高さは企業の健全性を測るバロメーターの一つです。
しかし、公式には詳細な離職率は公表されていないものの、口コミサイトや業界の動向を見る限り、人の出入りが比較的活発であることは事実と言えます。
ここでは、なぜ多くの人がEPSを去る決断をするのか、その具体的な理由と背景にある業界構造について詳しく解説します。
「退職者が多い」と言われる数字の背景
まず前提として理解しておくべきなのは、CRO(医薬品開発業務受託機関)業界そのものが、一般的な日系メーカーなどに比べて極めて人材流動性が高いという点です。
一般的に、CRO業界の離職率は10%〜15%程度で推移することが多いと言われています。
EPSホールディングスもこの例に漏れず、一定数の退職者が常に出ている状況ですが、これは必ずしも「ブラック企業だから辞めていく」という理由だけではありません。
むしろ、専門職としてのスキルを身につけた人材が、より良い条件を求めて動くという、業界特有のキャリア形成スタイルが影響しています。
リアルな退職理由:給与と評価のギャップ
実際に退職を選んだ元社員の声を集約すると、以下の3つの理由が多く挙げられます。
- 製薬メーカーとの待遇格差:業務内容は製薬メーカーの開発担当者と近い部分があるにもかかわらず、年収ベースでは数百万円単位の差が開くことがあります。「同じ仕事をしているのに」という不満から、クライアント側である製薬企業への転職を目指すケースです
- 評価制度への不満:EPSは日系企業らしい穏やかな社風が魅力ですが、給与体系に年功序列的な色が残っているという指摘もあります。「高い成果を上げても、給与への反映幅が小さい」「昇格のスピードが遅い」と感じた優秀な若手・中堅層が、実力主義の外資系CROへ流出する傾向があります
- キャリアの閉塞感:特定の領域や業務を長く担当し、「これ以上の成長が見込めない」「ルーティンワーク化した」と感じたタイミングで、新たな環境を求めて退職を決意する人もいます
「離職」=「卒業」というポジティブな側面
離職率の高さだけを見るとネガティブに捉えられがちですが、EPSホールディングスには「人材輩出企業」としての側面もあります。
未経験からCRA(臨床開発モニター)やDM(データマネジメント)としてのキャリアをスタートさせ、EPSの手厚い研修制度で基礎を固めた後、市場価値を高めて他社へ羽ばたく――これを「卒業」と捉えれば、決して悪いことばかりではありません。
実際、EPSでの実務経験は業界内で一定の評価を得ており、転職市場における武器になります。
ポイント:転職における戦略的な考え方
もしあなたが「一生この会社で働き続けたい」と考えているなら、離職率の高さは懸念材料になるかもしれません。
しかし、「将来的に製薬メーカーへ行くためのステップにしたい」「まずは業界最大手で基礎スキルを身につけたい」という目的があるなら、EPSは非常に優れたキャリアの出発点となり得ます。
人の出入りが激しいということは、それだけ中途入社者にもチャンスが開かれており、馴染みやすい環境であるとも言えるのです。
年収は低い?高い?給料の満足度調査

転職を考える上で最も重要なファクターの一つが「年収」です。
EPSホールディングスについて調べると、「給料が安い」「割に合わない」といったネガティブな口コミを目にして不安になる方も多いでしょう。
口コミサイトや求人データを総合すると、EPSホールディングスの平均年収は約450万円〜650万円前後で推移していると見られます。
これは日本の一般的なサラリーマンの平均年収と比較すれば決して低い数字ではありませんが、なぜ「やばい」と言われるほど給与への不満が出るのでしょうか。
そのカラクリと、額面だけでは見えない「実質的な待遇」について深掘りします。
なぜ「給料が低い」と感じてしまうのか
EPSの社員が給与に不満を持つ最大の理由は、比較対象が「クライアントである製薬メーカー」になってしまう点にあります。
治験の現場では、製薬メーカーの開発担当者と一緒に仕事をすることも多く、業務内容や専門知識のレベルに大きな差がないと感じる場面も多々あります。
しかし、製薬業界は全産業の中でもトップクラスに給与水準が高く、30代で年収1,000万円を超えることも珍しくありません。
同じような仕事をしているのに、発注側(メーカー)と受注側(CRO)という構造の違いだけで数百万円の年収格差が生まれてしまう現実に、モチベーションを維持できず「給料が低い」と感じてしまうのが実情です。
外資系CROとの給与体系の違い
また、競合となる「外資系CRO」との比較も要因の一つです。
外資系は成果主義が徹底されており、インセンティブ(成果報酬)の比率が高く、実力次第で若くして高年収を狙えます。
一方、日系企業であるEPSホールディングスは、良くも悪くも「年功序列的でマイルドな給与体系」を採用しています。
長く勤めれば徐々に上がっていきますが、短期間での爆発的な昇給は難しく、「バリバリ働いて稼ぎたい」という成果主義志向の人にとっては、物足りなく映る可能性があります。
額面には表れない「隠れ年収」の価値
しかし、EPSの給与を判断する際には、基本給だけでなく福利厚生や手当を含めた「総待遇」で見ることが重要です。
実は、ここを見落としている人が少なくありません。
- 残業代の全額支給:サービス残業が横行する企業もある中、EPSは基本的に残業代(1分単位の部署も)がしっかり支給されます。激務な時期は、残業代だけでかなりの金額になることもあります
- 出張日当(CRA職など):CRA(臨床開発モニター)の場合、外勤時の「日当」が非課税で支給されるケースがあります。これが毎月数万円単位の手取り増となり、額面以上の生活水準になることがあります
- 退職金制度や企業年金:ベンチャーや外資系では整備されていないこともある退職金制度がしっかりしており、長期的な安心感があります
ポイント:安定重視か、一攫千金か
EPSホールディングスの給与モデルは、「リストラのリスクが低く、長く安心して働ける対価」として設定されていると考えるべきでしょう。
もしあなたが「不安定でもいいから、とにかく今の年収を倍にしたい」と考えるなら、外資系やメーカーへの挑戦が正解です。
しかし、「激しい競争に疲弊せず、安定した生活基盤の上で着実にキャリアを積みたい」と考えるなら、EPSの待遇は決して「やばい」水準ではなく、むしろ手厚いと言えるかもしれません。
上場廃止した本当の理由と影響

「EPSホールディングスについて調べたら、上場廃止していた。経営が危ないのでは?」
企業の安定性を重視する方にとって、「上場廃止」という言葉は強烈な不安要素となり得ます。
一般的に、上場廃止=倒産や不祥事による市場からの強制退場というイメージが強いからでしょう。
しかし、EPSホールディングスのケースはそれらとは全く性質が異なります。
結論から言えば、この上場廃止は会社が潰れそうだから起きたことではなく、さらなる成長のために自ら選んだ「攻めの戦略」なのです。
ここでは、なぜあえて上場をやめる決断をしたのか、その裏にある本当の理由と、今後の将来性への影響についてわかりやすく解説します。
ネガティブな退場ではない「MBO」の正体
2021年に行われたEPSホールディングスの上場廃止は、MBO(マネジメント・バイアウト)と呼ばれる手法によるものです。
これは、経営陣が自社の株式を株主から買い取り、会社を非公開化(プライベートカンパニー化)することを指します。
通常の上場廃止(業績悪化や不正会計による強制退場)とは異なり、MBOは経営権を確固たるものにし、自由な経営を行うために実施されます。
つまり、「市場から追い出された」のではなく、「市場のルールに縛られず経営するために、自ら市場を降りた」というのが正しい解釈です。
資金繰りの悪化や経営破綻といった「やばい」状況とは無縁ですので、その点は安心して良いでしょう。
なぜ上場をやめたのか?3つの戦略的理由
では、なぜ東証一部(当時)という社会的信用のある地位を捨ててまで、非公開化を選んだのでしょうか。
そこには、上場企業特有の「足かせ」を外し、変化の激しいCRO業界で生き残るための計算がありました。
- 短期的な「株主の目」からの解放:上場企業は四半期ごとの決算で利益を出すことを求められます。しかし、CRO事業の変革には数年単位の先行投資が必要であり、一時的に利益が減る時期も出てきます。「目先の利益減で株価が下がる」ことを恐れていては、大胆な投資ができないというジレンマがありました
- 意思決定スピードの加速:株主総会などの複雑な手続きを経ずに、経営陣の判断で迅速に事業再編や投資を行えるようになります。変化のスピードが速い医療・ヘルスケア業界において、この機動力は大きな武器となります
- 抜本的な構造改革の実行:既存のCRO事業だけでなく、中国事業の拡大やデジタル分野(DX)への投資など、リスクを伴う新規事業へリソースを集中させるための土台作りが必要でした
非公開化後の経営状況と社員への影響
「上場廃止したら、会社の信用度が下がって仕事が減るのでは?」という懸念についても、現状を見る限りその心配はなさそうです。
実際に非公開化後も、医薬品卸大手である「スズケン」との資本業務提携を発表するなど、他社との連携を強化しています。
上場の看板がなくなっても、これまでに積み上げたCROとしての実績と信頼は揺らいでおらず、事業規模はむしろ拡大傾向にあります。
働く社員への影響としても、給与や福利厚生がいきなり悪化するといった事態は確認されていません。
ストックオプション(自社株購入権)などの制度はなくなりましたが、代わりに長期的な視点でじっくりと腰を据えて働ける環境が整いつつあると言えるでしょう。
ポイント:上場廃止は「第2の創業」
EPSホールディングスの上場廃止は、守りの姿勢ではなく、次の30年を生き抜くための「第2の創業」に向けた準備期間と捉えるのが正解です。
外部株主の顔色を伺う必要がなくなった分、今後はより社員やクライアント(製薬企業、患者様)の方を向いた、本質的なサービス開発や組織づくりが進むことが期待されています。
EPSホールディングス(イーピーエス)の良い点・悪い点
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評判や噂だけでなく、より具体的な「実態」についても見ていく必要があります。
近年発生したコンプライアンス事案や、逆に評価されている働きやすさの制度など、光と影の両面を知ることで、企業としての本当の姿が見えてきます。
不祥事やインサイダー取引の件

企業のコンプライアンス体制を疑わせるような「やばい」ニュースも出ています。
2025年12月、金融庁からEPSホールディングスの元社員によるインサイダー取引について、課徴金納付命令の勧告が出されました。
これは、当該元社員が在籍中に職務で知った未公表の重要事実をもとに、私的に株式取引を行っていたというものです。
会社側もこの事態を公表し、謝罪していますが、内部管理体制の甘さを指摘する声も上がっています。
注意点
個人の犯罪とはいえ、企業としての管理責任は免れません。
こうした不祥事は企業の信頼を損なう要因となり得るため、今後の再発防止策やコンプライアンス意識の徹底がどの程度進むかが注目されます。
女性が働きやすい環境や福利厚生

「やばい」というキーワードで検索するとネガティブな情報ばかりが目につきがちですが、EPSホールディングスには明確な「ポジティブな実態」も存在します。
その筆頭が、女性にとって極めて働きやすい環境が整備されているという点です。
CRO業界はもともと女性比率が高い業界ですが、その中でもEPSは「女性がライフイベントを迎えても辞めずに働き続ける」ことが当たり前の文化として定着しています。
ここでは、具体的な制度や風土について、実際に評価されているポイントを詳しく解説します。
ライフイベントが「キャリアの終わり」にならない風土
一般的な企業では、出産や育児がキャリアの壁(マミートラック)になってしまうことが少なくありません。
しかし、EPSホールディングスにおいて産休・育休の取得はごく日常的な光景であり、そこから復帰して活躍することも「特別なこと」ではありません。
「産休明けで戻ってくるのがデフォルト」という空気が醸成されているため、周囲の理解も得やすく、肩身の狭い思いをせずに制度を利用できるといいます。
また、近年では女性だけでなく男性社員の育休取得も推奨されており、会社全体で子育てと仕事の両立をサポートする姿勢が見られます。
柔軟な働き方を支える「フルフレックス」と「在宅勤務」
子育て中や介護中の社員にとって強力な味方となっているのが、柔軟な勤務制度です。
- フレックスタイム制:部署にもよりますが、コアタイム(必ず勤務しなければならない時間帯)がない、または短いフレックス制が導入されており、「子供の送迎のために朝は遅めに出社」「通院のために早めに退社」といった調整が個人の裁量で行えます
- 在宅勤務(リモートワーク):コロナ禍以降、リモートワークが定着しており、特に内勤職(DMや統計解析など)では出社頻度を低く抑えることが可能です。通勤時間の削減は、家事・育児時間の確保に直結するため、非常に満足度の高い制度となっています
法定基準を上回る時短勤務制度
復帰後のサポート体制も手厚く、多くの社員が「時短勤務制度」を利用しています。
法律では「3歳まで」が努力義務とされていますが、EPSグループでは「子供が小学校3年生(またはそれ以上)になるまで」など、法定基準を大きく上回る期間で時短勤務が可能なケースがあります(※グループ会社や規定改定により異なる場合があります)。
「小1の壁」と呼ばれる、小学校入学後の放課後の居場所問題にも対応できるため、長期的な視点でキャリアを継続しやすい環境と言えるでしょう。
ポイント:制度が「ある」だけでなく「使われている」
EPSホールディングスの強みは、立派な福利厚生制度が飾りのように存在するのではなく、実際に多くの社員が日常的に利用している点にあります。
「制度を使いたいけれど、上司の目が気になって申請できない」という日本企業によくある「やばい」状況とは無縁であり、女性管理職も多いためロールモデルを見つけやすい点も大きな魅力です。
業界最大手としての強みと安定性

ネット上では様々な噂が飛び交うEPSホールディングスですが、客観的なデータや事業実績に目を向けると、その評価は一変します。
なんだかんだ言っても、国内CRO業界におけるリーディングカンパニーとしての地位は揺るぎないものがあり、その「企業としての体力」は圧倒的です。
なぜEPSがこれほどまでに強く、安定していると言い切れるのか。
その理由は、単なる規模の大きさだけでなく、長年培ってきた独自のビジネスモデルと信頼の蓄積にあります。
「ワンストップソリューション」による囲い込み
EPSホールディングスの最大の強みは、医薬品開発のあらゆるフェーズをグループ内で完結できる「ワンストップソリューション」の体制を構築している点です。
通常のCROは「治験のモニタリング」など特定の業務のみを請け負うことが多いですが、EPSグループは以下のように網羅的なサービスを展開しています。
- CRO(医薬品開発業務受託機関):治験の企画・運営・データ解析
- SMO(治験施設支援機関):医療機関側での治験実施サポート
- CSO(医薬品販売業務受託機関):発売後の営業・マーケティング支援
製薬メーカーからすれば、「EPSに頼めば、開発から販売支援まですべて任せられる」という利便性と安心感があります。
これにより、一度契約すると長期的なパートナーシップが結ばれやすく、他社が入り込む余地を与えない強固な収益基盤を作り上げているのです。
難易度の高い「がん領域」での圧倒的実績
CROとしての実力を測る上で重要なのが、「どの領域に強いか」という点です。
EPSホールディングスは、新薬開発の中で最もニーズが高く、かつ難易度も高いと言われる「オンコロジー(がん)領域」において圧倒的な実績を持っています。
がん領域の治験はプロトコル(実施計画書)が複雑で、高度な専門知識が求められます。
EPSには長年の経験で蓄積された膨大なデータとノウハウがあり、これが高い参入障壁となって競合他社を寄せ付けません。
「難しい試験ならEPSへ」というブランドが確立されていることは、企業の存続において大きな保険となります。
盤石な財務基盤と倒産リスクの低さ
就職先として気になる「会社の寿命」についても、EPSは極めて安全圏にあると言えます。
安定した経常利益率を維持しており、無借金経営に近い健全な財務体質である時期も長くありました。
また、特定の製薬メーカー1社に依存するのではなく、国内外の多数のクライアントと取引があるため、どこか1社の業績が悪化しても共倒れするリスクが分散されています。
「やばい」という評判の中身が何であれ、「会社が明日潰れるかもしれない」という経済的な意味での「やばさ」はほぼ皆無と言って良いでしょう。
ポイント:寄らば大樹の陰
ベンチャー気質の企業で一発逆転を狙うのも魅力的ですが、人生設計において「雇用の安定」を最優先にするならば、EPSホールディングスは非常に賢い選択肢です。
業界トップの座にある企業だからこそ、景気の波に左右されにくく、充実した研修や福利厚生を維持し続けることができるのです。
「長く安心して働き続けたい」と願う人にとって、この安定性は他に変えがたい価値となるはずです。
イーピーエスのグループ会社

「EPSホールディングス」という名称は、グループ全体を統括する持株会社の名前です。
実際に就職や転職をする場合、皆さんが所属することになるのは、それぞれの専門領域を担う「事業会社」になります。
EPSグループは、医薬品開発のあらゆるプロセスを支援するために多数のグループ会社を擁しており、連結従業員数は約8,000名に達します。
ここでは、主要なグループ会社とその役割について、求職者が知っておくべきポイントを整理して解説します。
医薬品開発の中核を担う主要3社
EPSグループの強みである「ワンストップソリューション」を支えているのは、主に以下の3つの事業領域を担う会社です。
転職活動においても、この3社の違いを理解しておくことは必須です。
- イーピーエス株式会社(CRO事業):グループの祖業であり中核企業です。製薬メーカーから依頼を受けて、治験のモニタリング(CRA)やデータマネジメント(DM)、統計解析などを行います。新薬開発の最前線に関わりたい方は、この会社がメインの選択肢となります
- 株式会社EPLink(SMO事業):こちらは「医療機関(病院)」側を支援する会社です。治験コーディネーター(CRC)として、患者様への説明や医師のサポートを行います。全国の医療機関と提携しており、地域医療に根差した活動が特徴です
- 株式会社EPファーマライン(CSO事業):薬が承認された後の「販売・マーケティング」を支援します。MR(医薬情報担当者)の派遣や、医薬品に関する問い合わせ対応(コールセンター/DI業務)などを行い、育薬をサポートします
独自の強みである「中国事業」と「特例子会社」
他社にはないEPSならではの特徴として、中国ビジネスに特化したグループ会社の存在が挙げられます。
「EPS益新株式会社」を中心に、日中間のヘルスケアビジネスの架け橋として、医薬品や医療機器の輸出入、現地での開発支援を行っています。
また、障がい者雇用を促進する特例子会社「株式会社イーピービズ」もあり、グループ全体の事務サポートや福利厚生業務を担うなど、多様な人材が活躍できるフィールドが用意されています。
【一覧表】主なグループ会社と事業内容
| 会社名 | 主な事業内容・職種 |
|---|---|
| イーピーエス株式会社 | CRO(医薬品開発受託)。
CRA、DM、統計解析、PV(安全性情報)など、治験の中核業務 |
| 株式会社EPLink | SMO(治験施設支援)。
CRC(治験コーディネーター)として、病院で患者対応や医師支援を行う |
| 株式会社EPファーマライン | CSO(医薬品販売受託)。
MR、DI(医薬品情報管理)、コールセンター、医療機器サポートなど |
| 株式会社EPメディエイト | 臨床研究・学術研究支援。
特定保健用食品(トクホ)や機能性表示食品の開発支援も行う |
| EPプロキャリア株式会社 | 専門職の人材派遣・紹介。
CRAや研究職などのプロフェッショナル人材を企業へ派遣 |
※グループ会社間の連携は活発で、キャリアチェンジとしてグループ内での「転籍」や「出向」の機会があることも、EPSで働くメリットの一つです。
転職難易度と求められる人物像

国内最大手のCROとして確固たる地位を築いているEPSホールディングス。
その安定性や待遇の良さから、転職市場における人気は非常に高く、入社の難易度は決して低くありません。
しかし、一概に「超難関」と諦める必要はありません。
EPSグループは事業規模が大きいため、採用枠自体は比較的多く、職種やタイミングによっては未経験者にも広く門戸が開かれています。
ここでは、経験者・未経験者それぞれの難易度と、面接官が特に重視するポイントについて具体的に解説します。
経験者と未経験者で大きく変わる「狭き門」
転職難易度は、あなたが「業界経験者」か「未経験者」かによって大きく異なります。
- 経験者(CRA、DM等の実務経験あり):即戦力として非常に歓迎されます。特にオンコロジー(がん)領域やCNS(中枢神経系)領域の経験があれば、好条件でのオファーが出る可能性が高く、転職難易度は相対的に下がります
- 未経験者(異業界・異職種から):ポテンシャル採用となりますが、倍率は高くなります。単なるやる気だけでなく、「なぜ今CROなのか」「なぜEPSなのか」という論理的な志望動機と、これまでのキャリアで培った汎用的なスキル(折衝力やプロジェクト管理能力など)が厳しく問われます
EPSが「どうしても欲しい」と考える3つの資質
採用面接において、スキル以上に重視されるのが「人物面」です。
EPSホールディングスの社風や業務特性にマッチするのは、次のような特徴を持つ人物です。
1. 「調整力」のあるコミュニケーション能力
CROの仕事は、製薬メーカー(クライアント)と医療機関(医師・スタッフ)の板挟みになりながらプロジェクトを進めることです。
自分の意見を通す強さよりも、相手の立場を尊重しつつ、円滑に合意形成を図る「調整力」や「傾聴力」が高く評価されます
2. 自律的に学び続ける姿勢
医療業界は日進月歩です。
新しい薬事規制(GCPなど)や疾患に関する知識、さらにはデジタル技術の活用など、入社後も絶えず勉強し続ける必要があります。
「教えてもらうのを待つ」受け身の姿勢ではなく、自ら情報をキャッチアップしていく知的好奇心が不可欠です
3. チームワークを重んじる協調性
EPSは「組織の和」を大切にする穏やかな社風です。
個人の成果だけを追求するスタンドプレーヤーよりも、チーム全体でゴールを目指せる協調性のある人材が好まれます
医療・薬学のバックグラウンドは必須か?
「文系出身だと厳しいですか?」という疑問をよく耳にしますが、決して不可能ではありません。
もちろん、薬剤師や看護師、臨床検査技師といった医療系資格を持っている方や、理系学部出身者が知識面で有利なのは事実です。
しかし、文系出身者であっても、MR(医薬情報担当者)としての営業経験や、高い英語力(TOEIC 700〜800点以上目安)、ITスキルなどを武器に活躍している社員は多数在籍しています。
医療知識は入社後の研修で補える部分も多いため、それ以外の「ビジネススキル」や「熱意」で勝負することは十分に可能です。
ポイント:選考突破の鍵は「定着性」のアピール
EPSホールディングスは「人を大切にする」会社ですが、同時に離職率のコントロールも課題としています。
そのため、面接では能力の高さだけでなく、「長く働いてくれる人物か」「ストレス耐性はあるか」という点を慎重に見極めています。
「御社の安定した環境で腰を据えて専門性を高めたい」という誠実な姿勢と、困難な状況を乗り越えたエピソードを具体的に伝えることが、内定への近道となるでしょう。
まとめ:EPSホールディングス株式会社(イーピーエス)の評判

ここまで、EPSホールディングスに関する様々な評判や実態を見てきました。
結論として、この会社は「やばい」のでしょうか。
答えは、「合う人には最高の環境だが、合わない人には辛い環境になり得る」という点に尽きます。
大手ならではの安定感や充実した研修制度、女性の働きやすさは非常に魅力的です。
一方で、配属先による業務負荷の格差や、評価制度への不満、過去の不祥事といった懸念点も存在します。
重要なのは、自分が仕事に何を求めるかです。
「安定」や「専門性の追求」を重視するなら、EPSは有力な選択肢となるでしょう。
逆に、「短期間での大幅な昇給」や「完全な実力主義」を求めるなら、他の選択肢も検討すべきかもしれません。
最後に
転職は人生の大きな決断です。
ネット上の「やばい」という評判だけにとらわれず、転職エージェントなどを通じて最新の内部事情を確認したり、面接で実際の雰囲気を感じ取ったりすることが、後悔しない転職への近道となります。
転職におすすめの転職エージェント

転職を考えているときは、まず転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。
多くの企業はすぐに活躍できる人を求めており、競争も激しくなっています。
そのため、自分の強みをしっかり伝えることが大切です。
書類や面接の準備を一人で行うのは大変ですが、転職エージェントなら企業が求める人材像をよく理解しており、的確なアドバイスをしてくれます。
希望する企業がある人ほど、個別の対策が必要です。
専門のサポートを受けながら、自分に合った職場への転職を効率よく進めていきましょう。
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アプロドットコム

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