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オンライン服薬指導の始め方と転職!職場選びのコツ

オンライン服薬指導が気になって検索したものの、点数や算定要件、結局どこから手を付ければいいのか迷うことってあります。

しかも最近は、電子処方箋やオンライン資格確認など医療DXの話も一緒に出てきますし、在宅やリモートの働き方、オンライン薬局の求人、口コミや評判まで気になって、情報が散らばりがちです。

この記事では、オンライン服薬指導の点数や実施要領の基本を押さえつつ、転職目線での求人動向や職場選びのコツまで、私なりに分かりやすくまとめていきます。

記事のポイント

  • オンライン服薬指導の点数と算定要件の全体像
  • 実施要領と求められる薬剤師の役割
  • 電子処方箋やオンライン資格確認との連携方法
  • オンライン服薬指導求人の評判と職場選びのコツ

オンライン服薬指導の点数や算定要件と実施要領の基本

オンライン服薬指導の点数や算定要件と実施要領の基本

この章では、オンライン服薬指導の点数、算定要件、実施要領の考え方を中心に、制度の「土台」を整理します。

まずは全体像を押さえてから、実務で迷いやすいポイントに進みます。

オンライン服薬指導の点数

オンライン服薬指導の点数と改定のポイント

オンライン服薬指導(情報通信機器を用いた服薬指導)は、調剤報酬では「服薬管理指導料4」として評価されます。

点数は、患者さんの来局状況等により区分されるため、「何点か」だけでなく「どの区分に該当するか」をセットで押さえることが重要です。

点数(服薬管理指導料4:情報通信機器を用いた服薬指導)

  • (イ)45点

    原則3か月以内に再度処方箋を提出した患者に対して行った場合

  • (ニ)59点

    (イ)以外の場合(例:初回、前回から3か月超、必要情報の把握状況等により該当)

※同じ「服薬管理指導料4」でも、在宅で療養し通院困難な患者へのオンライン対応等、個別の区分・注意点があります。

実際の算定は、点数表(告示)と関連通知で必ず確認してください。

実施場所(薬剤師側)のルール:薬局外(自宅等)で行う場合の条件

オンライン服薬指導を行う薬剤師の場所は、患者の求めがある場合、または患者の異議がない場合には、一定条件のもとで薬局以外の場所でも可能とされています。

ただし、薬局内で行う場合と同様に、適切な情報提供・指導を確保できる体制が必要です。

  • 調剤を行う薬剤師と連絡が取れること

    (必要時に即時連携できる体制)

  • 患者のプライバシーに十分配慮できる環境であること

  • 他の薬剤師が薬局外で服薬指導を行う場合、原則として
    薬局開局時間帯であり、かつ薬局内に1名以上の薬剤師が調剤に従事している状況が求められます

出典:
厚生労働省:別紙 1-3 調剤報酬点数表


厚生労働省:令和6年度診療報酬改定について

実際の請求は、所属先の管理者・請求担当者の確認のうえ、点数表・関連通知・疑義解釈に従って行ってください。

オンライン服薬指導の算定要件と厚生労働省の通知

オンライン服薬指導の算定要件と厚生労働省の通知

オンライン服薬指導の算定要件は、患者さんの安全を確保し、適切な薬学的管理を行うために非常に厳密に定められています。

厚生労働省の通知では、まず「映像と音声の双方でリアルタイムにやり取りできること」が絶対条件とされています。

これは、ビデオ通話を通じて患者さんの表情の変化や、お薬の保管状況、さらには副作用が疑われる身体症状(皮疹や顔色の変化など)を視覚的に捉える必要があるためです。

単なる電話(音声のみ)での指導は、原則として算定対象外となる点に注意が必要です。

また、算定にあたっては、薬剤師が「オンライン服薬指導が可能である」と判断した根拠を薬歴等に記載することが求められます。

具体的には、患者さんの服薬理解度や、これまでの対面指導での信頼関係、さらには急変時の対応体制が整っているかといった観点です。

特に、初めて処方される薬剤や、劇薬、ハイリスク薬などを扱う場合には、対面での指導が望ましいケースも多々あります。

私は、算定要件を満たすことだけを目的にするのではなく、「この患者さんにとってオンラインが最適か」を常に自問自答することが、薬剤師の職能を発揮する上で最も重要だと感じています。

算定要件の主なチェック項目

  • 情報通信機器(ビデオ通話システム等)を用いたリアルタイムな指導か
  • 薬剤師がオンライン実施の妥当性をその都度判断しているか
  • 対面指導の補完としての位置づけを理解しているか
  • 個人情報保護ガイドラインを遵守した通信環境か

さらに、処方箋の取り扱いについても要件があります。

電子処方箋の場合はスムーズですが、紙の処方箋の場合は、原本が薬局に届いていること、あるいはファクシミリ等で送付された処方箋の内容を原本と照合する仕組みが必要です。

これらのルールは「オンライン服薬指導の実施要領」として細かく規定されており、現場での判断に迷った際の指針となります。

最終的な算定可否の判断は、自治体の保健所や厚生局の解釈、さらには所属先の運用規程に従うようにしてください。

オンライン服薬指導の実施要領と薬剤師の役割

オンライン服薬指導の実施要領と薬剤師の役割

オンライン服薬指導の実施要領は、薬剤師が画面越しにどのような責任を負うべきかを明確にした指針です。

この中で強調されているのは、情報の機密保持と、患者さんの真意を確認するコミュニケーションの質です。

対面とは異なり、オンラインでは「相手が本当は理解していないのに、分かったふりをしてしまう」リスクが高まると言われています。

そのため、薬剤師にはオープンクエスチョン(「はい」「いいえ」で終わらない質問)を多用し、患者さんに自分の言葉でお薬の説明をしてもらうといった、より高度なカウンセリングスキルが求められます。

また、実施要領では「薬剤師のなりすまし防止」や「患者さんの本人確認」についても触れられています。

画面に映っているのが間違いなく担当薬剤師であること、そして指導を受けるのが処方箋の持ち主本人であることを確認するプロセスを怠ってはいけません。

私は、オンライン服薬指導における薬剤師の役割は、単なる「説明者」から「療養環境のコーディネーター」に広がっていると感じています。

例えば、自宅で薬を飲んでいる患者さんが、どのような環境で保管し、何に困っているのかを画面越しに見つけることができれば、それは対面以上の価値を生む可能性があります。

実務における注意点オンライン服薬指導中に通信が途切れたり、映像が不鮮明で患者の状態が確認できなかったりした場合は、無理に継続せず対面指導へ切り替える判断も必要です。

安全性を最優先に考えることが、実施要領の根底にある精神です。

さらに、オンライン指導を行った後のアフターフォローも重要です。

お薬が手元に届いたか、服用後に体調の変化はないかといった確認を、メッセージ機能や電話を併用して行うことで、患者さんの安心感は格段に高まります。

こうした一連の流れを支えるのが、私たち薬剤師の職能です。

実施要領に沿った運用は、自分たちの法的責任を守るためだけでなく、患者さんに質の高い医療を届けるための「約束事」だと言えます。

より詳しい運用については、厚生労働省の公式ページや日本薬剤師会のマニュアルを定期的にチェックすることをお勧めします。

電子処方箋とオンライン資格確認の連携

電子処方箋とオンライン資格確認の連携

オンライン服薬指導の利便性を最大化させるピースが、電子処方箋とオンライン資格確認です。

これまでは「紙の処方箋を薬局に郵送する」という物理的な壁がありましたが、電子処方箋の普及によって、情報が瞬時に薬局へ届くようになります。

これにより、診察から薬の受け取りまでのタイムラグを極限まで短縮することが可能になりました。

オンライン資格確認との連携によって、患者さんの同意があれば、過去の薬歴だけでなく特定健診の結果なども参照しながら指導ができるため、より根拠に基づいたアドバイスが可能になります。

私がこの連携において特に注目しているのは、重複投薬の防止や、併用禁忌のチェックが自動化・高度化される点です。

オンライン上でのやり取りはどうしても情報が断片的になりがちですが、基盤となるデータがしっかりしていれば、薬剤師はより深い対話に集中できます。

例えば、他院で処方されている薬との飲み合わせをその場で確認し、「昨日の内科の先生から出たお薬と一緒に飲んでも大丈夫ですよ」と即座に伝えられることは、オンライン診療・服薬指導を受ける患者さんにとって最大の付加価値となります。

電子処方箋の導入状況は地域や医療機関によって異なりますが、今後のスタンダードになることは間違いありません。

機能 オンライン服薬指導へのメリット
電子処方箋 処方情報の即時共有、原本郵送の手間削減、偽造防止
オンライン資格確認 最新の保険資格確認、過去の薬剤・健診情報の参照

一方で、システムの導入には初期コストや操作への慣れが必要です。

職場によっては、まだ紙ベースの運用がメインのところもあるでしょう。

しかし、これからの薬剤師には、こうしたデジタルツールを「使いこなす側」に回ることが求められます。

操作方法やエラー時の対応など、技術的な知識を備えておくことは、もはや専門知識と同じくらい重要かもしれません。

正確な連携手順については、各システムの導入マニュアルや「社会保険診療報酬支払基金」の案内を確認するようにしてください。

オンライン服薬指導の研修や必要な知識の習得

オンライン服薬指導の研修や必要な知識の習得

オンライン服薬指導を適切に行うためには、従来の調剤知識に加え、情報セキュリティや法的知識を網羅した専門的な研修が不可欠です。

厚生労働省の実施要領でも、薬局開設者は薬剤師に対し、適切な知識を習得させるための研修を実施することが義務付けられています。

これには、ビデオ通話システムの操作方法だけでなく、患者さんのプライバシーを守るための「情報管理リテラシー」や、画面越しでも体調の変化を見逃さないための「視覚的フィジカルアセスメント」の考え方が含まれます。

私は、この研修を「単なる義務」として捉えるのではなく、自分のキャリアを広げるチャンスだと考えています。

例えば、情報通信機器を用いた服薬指導特有のトラブル対応、サイバー攻撃への備え、さらにはオンライン診療を行う医師との連携方法など、学ぶべきことは多岐にわたります。

こうした知識を身につけることで、患者さんに対しても「この薬剤師さんはITにも詳しくて、安全に配慮してくれている」という安心感を与えることができます。

日本薬剤師会などが提供する認定研修制度や、各自治体の薬剤師会が開催するセミナーに積極的に参加することをお勧めします。

習得すべき知識の例

  • 医療情報システムの安全管理に関するガイドラインの理解
  • ビデオ通話によるコミュニケーション技術(非言語情報の活用)
  • 配送トラブル時や医薬品の品質管理に関する法的ルール
  • オンライン上での個人情報同意取得の適切な手順

また、制度は日々アップデートされるため、一度学んで終わりではなく、常に最新の通知を追いかける姿勢が求められます。

特に、要指導医薬品のオンライン販売ルールの変更など、関連する法律(薬機法)の動きにも注目しておく必要があります。

研修を通じて得た知識は、現場での自信につながり、結果として患者さんへのサービスの質を高めることになります。

まずは、自局で導入しているシステムの研修資料を読み込むことから始めてみてはいかがでしょうか。

より専門的な学習を進める際は、公的機関が発行するガイドラインを一次情報として活用してください。

オンライン服薬指導の求人の評判と職場選びのコツ

オンライン服薬指導の求人の評判と職場選びのコツ

この章では、オンライン服薬指導に関わる求人の傾向、在宅・リモートの現実、対応薬局の見分け方、口コミや評判の拾い方をまとめます。

転職前の情報収集として「どこを見れば判断しやすいか」を意識して書きます。

オンライン服薬指導の求人の年収相場と働き方

オンライン服薬指導の求人の年収相場と働き方

オンライン服薬指導をメインに据えた求人は、近年急激に増加しており、その年収相場も非常に興味深いものとなっています。

一般的な調剤薬局の年収が450万円〜550万円程度と言われる中で、オンライン特化型や医療DXを推進している薬局では、420万円〜650万円以上という幅広いレンジで募集されています。

高年収が提示されるケースでは、管理薬剤師としての経験に加え、ITツールへの理解や、新しいオペレーションの構築に関わる能力が評価されることが多いようです。

また、夜間まで営業している薬局の場合、夜勤手当やシフト手当が加算されることで、結果的に高い給与水準を実現していることもあります。

働き方の最大の特徴は、業務の「分業化」と「デジタル化」が進んでいる点です。

多くのオンライン薬局では、調剤、監査、服薬指導、そして配送手配がシステム上で厳密に管理されており、目の前の患者さんの対応に追われる従来のスタイルとは異なるリズムで仕事が進みます。

私は、この働き方は「マルチタスクが苦手な人」や「一つひとつの対話に集中したい人」に向いているのではないかと感じています。

一方で、画面越しに多くの患者さんを効率よくサポートするスピード感も求められるため、単純に「楽な仕事」というわけではありません。

また、営業時間が9:00〜22:00といった長時間に及ぶ職場では、交代制勤務となるため、自分のライフスタイルに合わせた時間帯を選べるかどうかが、満足度を左右する大きなポイントになります。

項目 一般的な調剤薬局 オンライン特化型薬局
年収目安 450万円〜550万円 420万円〜650万円以上
主な業務内容 対面指導、店舗管理、近隣応需 ビデオ通話指導、広域応需、配送管理
残業の傾向 門前クリニックの状況に左右 予約制のため比較的コントロールしやすい

給与や勤務時間の条件は、あくまで求人票の記載情報であり、実際の経験やスキルによって大きく変動します。

特に、オンライン指導の立ち上げメンバーや、システム開発に関われるポジションであれば、さらなるキャリアアップも望めます。

ただし、給与が高いという理由だけで飛びつくのではなく、その職場の「離職率」や「残業の実態」についても、転職エージェントなどを通じてリサーチしておくことが賢明です。

最終的な雇用条件の判断は、必ず契約内容を詳細に確認し、納得した上で行ってください。

薬剤師の在宅勤務やフルリモート求人の実態

薬剤師の在宅勤務やフルリモート求人の実態

「薬剤師が自宅で働く」という、かつては想像しにくかった働き方が、オンライン服薬指導の普及によって現実のものになりつつあります。

求人サイトを見ると、フルリモート在宅勤務可という文字が躍る募集を見かけることも増えました。

こうした求人の多くは、薬局での実務(調剤や監査)は店舗で行い、服薬指導や薬歴管理、さらには電話相談業務を自宅から担当するというスタイルです。

年収相場も500万円〜550万円程度と、店舗勤務と遜色ないケースが見られます。

通勤時間がなくなることは、育児や介護と両立したい薬剤師にとって、計り知れないメリットとなるでしょう。

しかし、在宅勤務には特有のハードルも存在します。

まず、薬剤師法や薬機法において、薬局外での業務には一定の制限があることです。

厚生労働省の指針により、特定の条件下でなければ認められないため、その求人が法令を遵守しているかどうかを厳しくチェックする必要があります。

私は、リモートワークだからこそ「プロ意識」がより強く問われると考えています。

自宅というリラックスした空間であっても、背景に生活感が映り込まないように配慮し、患者さんの個人情報を絶対に漏洩させないセキュリティ対策(専用回線やプライバシー確保)が必須です。

また、店舗のスタッフとチャットなどで密に連携し、「今、店舗で何が起きているか」を把握しておく姿勢も欠かせません。

在宅勤務・フルリモート求人の確認ポイント

  • 法令(薬局外での実施要件)を遵守した体制か
  • 通信費や機材(PC、ヘッドセット等)の負担はどちらか
  • 店舗スタッフとの情報共有ツールは何を使っているか
  • 成果評価(薬歴の件数など)が明確か

在宅勤務の割合や条件は、薬局の規模や方針によって大きく異なります。

最初は店舗で研修を受け、業務に慣れてからリモートへ移行するというステップを踏む職場が多いようです。

求人票の「リモート可」という言葉だけで判断せず、具体的にどのようなフローで業務が進むのか、面接で詳しく確認することをお勧めします。

また、在宅での働き方が自分に向いているか(孤独に耐えられるか、自己管理ができるか)を冷静に分析することも、転職成功の秘訣です。

不明な点は専門のキャリアコンサルタントに相談するなど、多角的な情報を集めて判断してください。

オンライン服薬指導の対応薬局一覧

オンライン服薬指導の対応薬局一覧

オンライン服薬指導を受けられる薬局は全国に広がっており、転職を考える際も、その薬局がどのような「立ち位置」でサービスを提供しているかを知ることが重要です。

大きく分けると、自社で強力なアプリを持つ大手チェーン、IT企業が運営するプラットフォームに参加する中堅・中小薬局、そして完全にオンラインのみに特化した次世代型薬局の3つに分類できます。

ここでは、代表的なサービスや特徴を整理します。

全国で探せる「対応薬局検索」

サービス名 できること(対応薬局の探し方) 主な特徴 公式ページ
EPARK くすりの窓口 「オンライン服薬指導」対応薬局の一覧・検索が可能 薬局/ドラッグストア検索+条件絞り込み(オンライン服薬指導等) オンライン服薬指導対応薬局一覧
SOKUYAKU エリア等から薬局を検索し、オンライン服薬指導~受け取り(配送等)までの導線 オンライン診療・服薬指導サービスと連携した薬局検索 薬局一覧検索(公式)
curon(クロン) 薬局・ドラッグストアを検索し、処方箋ネット受付の導線 地図/条件で薬局検索+事前受付(待ち時間短縮の用途で使われることが多い) 薬局・ドラッグストア検索
melmo(MEDLEY) 薬局検索 → オンライン服薬指導の申し込み(配送受け取り等)の導線 「薬局をさがす」機能+オンライン服薬指導/処方箋送信などの対応状況が確認できる 対応薬局の掲載ページ(例)
NiCOMS(ニコムス) 日本調剤のオンライン服薬指導サービス。

NiCOナビ等で対応薬局の選択・検索導線

日本調剤の店舗でのオンライン服薬指導利用を想定(サービス/アプリ連携) NiCOMS 公式
NiCOナビ(検索)

NiCOMSの特徴

日本調剤が開発・提供しているNiCOMSは、自社の巨大な店舗ネットワークと直結しているのが強みです。

Google Play等の公開情報によれば、利用者数が21万人を超え、ダウンロード数も着実に伸びています。

日本調剤の店舗に転職する場合、このシステムを日常的に使用することになります。

予約管理からビデオ通話まで一貫したインターフェースで設計されているため、現場の薬剤師からは「操作が直感的で、患者さんへの説明もしやすい」という声をよく聞きます。

数値は公開情報に基づく目安ですが、業界内での存在感は非常に大きいです。

SOKUYAKUの特徴

ジェイフロンティア株式会社が運営するSOKUYAKUは、オンライン診療から薬の配送までをカバーする網羅性が特徴です。

このプラットフォームを利用している薬局で働く場合、スピード感のある対応と、他職種(医師や配送業者)とのスムーズな連携が求められます。

仕組みを理解しておくことで、患者さんからの問い合わせにも自信を持って答えられるようになります。

利用の流れ・注意点

オンライン服薬指導の具体的なステップと、現場で働く際に意識しておきたい注意点を整理しました。

患者さんの利便性と、薬剤師の業務負担のバランスを知るヒントにしてください。

  • 一般的な利用のステップ
    • 1. 予約:患者さんがアプリ等で希望日時を選択し、処方箋情報を送信
    • 2. 指導:ビデオ通話機能を用い、リアルタイムでお薬の説明を実施
    • 3. 決済:クレジットカードやQRコード決済など、アプリ内で支払いを完結
    • 4. 配送:調剤されたお薬が配送業者によって患者さんの自宅等へ届けられる
  • 転職時に確認すべき実務の範囲
    • 梱包・発送作業の分担:薬剤師が直接行うのか、事務スタッフがサポートする体制か
    • 配送伝票の作成:システムで自動化されているか、手動での入力作業があるか
    • トラブル対応:配送遅延や誤配送が起きた際の責任分界点と対応フロー
  • 制度・運用上の重要なルール
    • 対面指導の原則:薬剤師の判断により、必要に応じて対面への切り替えを促す柔軟な対応
    • 医薬品の制限:麻薬や向精神薬など、種類によってオンラインでの取り扱いに制限がある可能性
    • 本人確認の徹底:ビデオ通話開始時に、処方箋と受取人が一致しているかの厳格な確認

注意点オンライン服薬指導の細かいルールやアプリの仕様は、運営会社や導入システムによって異なります。

また、法改正によって取り扱える薬の範囲が変わることもあります。

実務にあたっては必ず各サービスの最新マニュアルや運営会社の公式情報を確認し、最終的な判断は所属先の責任者の指示に従ってください。

オンライン薬局の口コミから見るメリットとデメリット

オンライン薬局の口コミから見るメリットとデメリット

転職サイトやSNSでオンライン薬局の口コミを探してみると、現場のリアルな声が見えてきます。

良い評判としては、「移動時間がないため時間を有効に使える」「患者さんの生活背景(自宅の様子など)が見えるため、より踏み込んだアドバイスができる」「最新のテクノロジーに触れられるのが刺激的」といったポジティブな意見が目立ちます。

特に、子育て中の薬剤師からは「リモートワークという選択肢があるだけで精神的に救われる」といった、働き方の柔軟性を高く評価する口コミが多いようです。

一方で、デメリットや不満点としての口コミも見逃せません。

「画面越しだと微妙なニュアンスが伝わりにくい」「システムトラブルが起きた際に、自分一人では解決できずパニックになる」「配送の遅延や、アプリの操作ミスに対して患者さんから厳しいクレームを受けることがある」といった内容です。

私は、口コミを読むときは「その不満が、個人のスキルの問題なのか、会社の体制の問題なのか」を切り分けることが大切だと考えています。

体制が整っていない薬局では、薬剤師がITサポートセンターのような役割まで押し付けられ、疲弊してしまうケースもあるからです。

口コミを分析する際の視点

  • 研修制度が整っているか(「いきなりやらされた」という声はないか)
  • システムの使い勝手はどうか(「エラーが多い」「重い」といった声)
  • 評価制度が公正か(「オンライン件数が正当に評価されるか」など)
  • 職場の雰囲気(リモートでも孤独を感じない工夫があるか)

また、最近では「オンライン薬局への転職は、調剤スキルが落ちるのではないか」という懸念の声も聞かれます。

しかし、実際には広域の処方箋を扱うことで、むしろ知識が広がるという意見もあります。

口コミはあくまで個人の主観ですが、複数のソースを突き合わせることで、その職場の「真の姿」が浮き彫りになります。

情報を鵜呑みにせず、自分にとって譲れない条件は何かを整理した上で、一次情報である面接での直感も大切にしてください。

正確な評判は、信頼できる知人や紹介会社の担当者を通じて収集するのが最も確実です。

まとめ:自分に合うオンライン服薬指導の職場を見つける方法

まとめ

最後に、数ある求人の中から、あなたにぴったりの「オンライン服薬指導の職場」を見つけるための具体的なステップを提案します。

まず最も重要なのは、自分がオンライン服薬指導を通じて「何を実現したいか」を言語化することです。

「最先端の医療DXに携わりたい」のか、「在宅勤務でワークライフバランスを整えたい」のか、あるいは「効率的な業務フローの中で、より多くの患者さんを救いたい」のか。

この目的がブレてしまうと、入社後に「思っていたのと違う」というミスマッチが起きやすくなります。

次に、職場の「バックアップ体制」を厳しくチェックしましょう。

具体的には、1.専任のITサポート担当がいるか、2.法改正に合わせたマニュアルの更新頻度はどうか、3.オンラインと対面の比率はどれくらいか、という3点です。

特に、オンライン指導中に通信トラブルが起きた際、薬剤師が一人で抱え込まずに済む体制があるかどうかは、長く続けるために必須の条件です。

オンライン服薬指導はまだ新しい分野であり、完璧な正解はありません。

現場の声を聞いてシステムやフローを改善してくれる職場なら、あなた自身の成長も加速するはずです。

職場選びの最終チェックリスト

  • 実施要領に則り、安全を最優先した運営を行っているか
  • 最新の医療DX機器(電子処方箋対応など)を積極的に導入しているか
  • 薬剤師が専門業務に集中できるような事務サポートがあるか
  • 自分の理想とする「患者さんとの向き合い方」が実現できるか

職場選びは、あなたの人生を左右する大きな決断です。

一つの情報源に頼りすぎず、求人票、公式サイト、口コミ、そして実際に店舗を見学した際の手触り感を総合して判断してください。

迷ったときは、薬剤師のキャリアに精通したコンサルタントに相談し、第三者の視点を取り入れるのも有効な手段です。

新しい働き方に挑戦する勇気は素晴らしいものですが、最終的な判断は、リスクも含めてご自身で納得できるまで検討した上で行ってくださいね。

あなたの薬剤師としての新しい一歩が、素晴らしいものになることを心から応援しています。

 

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